ジャンガリアンハムスター 爪の切り方と歯の切り方(不正咬合)について
ハムスターの爪や歯は、私たち人間と同じように
生きている限りずっと伸び続けるので日頃からケアが必要です。
しかし、ハムスターの爪や歯はとても小さく
どうやってケアを行えば良いのか分かりません。
今回はあくまで、参考ですが初心者の方や不安な方は
お近くの動物病院にて獣医さんにお任せする事をお勧めします。
ハムスターのツメを切る際に使う道具と注意点
小さな動物のハムスターの爪は、人間と同じように一生伸び続けます。
飼育環境が適切な場合は爪切りは不要とされています。
しかし、飼育方法が適切で無い場合や
ハムスターの体調が悪くて伸びている時は切らなくてはいけません。
ジャンガリアンハムスターの爪を切るときは
人間用や犬用の爪切りではなく模型用の小型ニッパーを使用しましょう。
もしくは人間用の眉を切る為のハサミもお勧めです。
ハムスターの爪は小さく血管がある為
他の爪切りの場合、大き過ぎて事故になりやすいので使用しないようにしましょう。
ハムスターを傷つけずに、ハムスターのツメをうまく切るコツ
まず初めに正常な爪の長さを知る必要がありますが
初心者な方や慣れている方でも覚えるのは難しいです。
そんな時は、ハムスターの爪を光に透かします。
生えている爪の場所から、透かした爪の血管が見える場所までの長さを、血管の長さとします。
この血管の長さの、2倍ほど残した部分を切るようにしましょう。
また、まとめて切ると非常に危険なので
切るときは必ず1本ずつ切るようにしましょう。
【要注意】ハムスターの指は簡単に切り落ちてしまう・・キゃぁぁーー
初心者の方や慣れていない方、ハムスターが嫌がって暴れたりして
爪が時は無理をせずに獣医さんに任せましょう。
また、ハムスターの指は簡単に切り落とすことができてしまうので
無理して行うのは絶対にやめましょう。
普段からハムスターの爪の伸びすぎを防止するには
穴掘りをさせたり、素焼きなどのざらざらとした素材の物を置いておく事です。
ケージ内にて砂場を作ってあげたり、素焼き製のハウスを使用してあげると効果的です。
ジャンガリアンハムスターの歯の切り方!
ジャンガリアンハムスターの歯は
種類に構わずハムスターを含めた、ネズミの仲間の歯(前歯)は生涯伸び続けます。
伸び続けてしまうハムスターの歯を切るには
まず初めに爪と同じように、
- 模型用のニッパー
- 人間用の眉切りハサミ
を、使います。
ハムスターの前歯は下の前歯の方がはるかに長いです。
上の歯の約3倍程度ある事を知っておきましょう。
歯を切る際には長さよりも曲がり具合や方向を見て切ります。
異常に歯の長さが大きかったりする場合も切りましょう。
ハムスターの歯が白いのはキケン!死に至る可能性もある?!
ちなみに、ハムスターの歯は元から黄色い歯です。
白い歯になっている場合は栄養状態に問題があるので注意しましょう。
ハムスターの歯は爪と同じように慣れていても難しいです。
無理をせずに獣医さんにお任せする事が一番ですが行う際は必ず注意して行いましょう。
ハムスターの歯の「不正咬合」って、生まれつき?
ハムスターの前歯は裏側に硬いエナメル質がない為
上下の歯が噛みあう事で裏側が早く削れて常に鋭い状態を保てるようになっています。
硬い実や種を割る為に整えられていますが
何らかの原因でかみ合わせが悪くなってしまう事を
「不正咬合(ふせいこうごう)」と言います。
原因としてはケージを噛んだり金網を噛んでしまう事により起きてしまいます。
ケージを水槽型に変えてあげると不正咬合は起こしにくくなるので
ハムスターの状態を確認しながら変えてあげると良いでしょう。