ジャンガリアンハムスター の名前の由来と歴史・生息地など
ハムスター飼育を始めようとして先ず最初に目につくのは「ジャンガリアンハムスター」でしょうか。
今は良く知られるようになったので略して「Jハム」などとも呼ばれているのですが以前は「ジャンゲリラ」などと呼ばれていた事もあったのです。
この「ジャンガリアン」という言葉、決して聞き慣れている言葉ではありませんよね。
いったい、何からこの言葉が使われてきたのでしょうか。
実は、ジャンガリアンハムスターの名前から分かる事があります。
ジャンガリアンハムスターの元々の生息地って?どこ?
「「ジャンガリアンハムスター」と言う、ネーミングの語源は、もともとの生息地に由来があるという説があります。
何でも、中国北部にある「ジュンガル盆地」という場所がもともとの生息地だそうです。
勘の良い方なら、ここでピンっ!と来た方もいると思われますが、「ジュンガル盆地」が、年数を経て、ナマリなどが混じって、いつの日か「ジャンガリアン」と呼ばれていた事が、現在までの最有力の由来説であると言います。
えっ?!ジャンガリアンハムスターは、正式名ではなって?!
実は、近年の調査によると、ジャンガリアンハムスターは、中国大陸の、さらに奥にある厳しい寒さの国・「シベリア」に数多く生息していることが分かっています。
つまり、このような事もあり、海外では「ジャンガリアンハムスター」は、「シベリアンハムスター」とも呼んでいるようです。
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ジャンガリアンハムスターが、極寒の地・シベリアで生まれてきた証拠
あなたが、もし、これからジャンガリアンハムスターを飼うのであれば、あなたの飼い始めたジャンガリアンハムスターの足の裏を、ぜひ、見てみてください。
とても小さくて可愛い足なのですが、足の裏にも、ちゃんと毛が生えているのです。
これは、どのようなことかと言いますと、
古来より、寒い土地で暮らす為に進化してきた生き物と言うものは、足を保護するために、足の裏の進化が著しく、足の裏に毛が生えていると言います。
そして実は、ジャンガリアンハムスターが、日本で人気が出てきたのは意外にも最近の事だそうです。
現在、日本のペットショップやホームセンターで販売されているジャンガリアンハムスターは、自然で捕獲してきた個体はいない
1990年代になってから、小柄で飼いやすく、愛嬌のあるしぐさなどから、急激にペット市場に火がつきはじめました。
ちょうどこの頃、日本も高度経済成長期を迎えており、給料も大幅に上がり、休みも比較的簡単に取れることなどから、多くの方が余興を楽しみはじめ、ペットを飼う方が急増しました。
その中でも、当時の日本では、ハムスターは珍種として、珍しいものだったと言います。
そのハムスターの中でも、ジャンガリアンハムスターは、小柄であるドワーフハムスターの代表種であります。
現在でも、ハムスターと言う種類の生き物自体に、様々な毛色の種類がおり、分類が多くあるように思われがちです。
しかし、毛色は違えど、基本的に皆同じ種類であるといいます。
海外のハムスターと日本のハムスターは同じ種類?
これには、理由があり、
日本国内の他に、ジャンガリアンハムスターは、「オランダ」や「チェコ」、「ベルギー」などからも輸入されてくる子たちも、数多くいるといいます。
つまり、生まれる土地が違い、気候が違い、そして文化(文明)が違えば、同じ種類でも、若干の進化形態が異なってきます。
そして現在に至っては、海外のジャンガリアンハムスターと日本にいるジャンガリアンハムスターの違いとは、毛色だけであると言われています。
これは、元々のジャンガリアンハムスターの起源が、「中国大陸」やその奥地である「シベリア大陸」であったからだと言われていることに起因します。
現在、ブリーダーと呼ばれるハムスターを、人為的に交尾させて、生まれてくるハムスターの毛色や気性などを、うまくコントロールする人たちもいます。
そして、このブリーダーの中には、何世代にもわたって、ハムスターの血筋を残している人もいます。
まとめ
つまり、手軽だけど、奥が深いペット・・・
それが、「ジャンガリアンハムスター」なのです。